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ともにつくるケアノート— あなたらしさを支える訪問看護のかたち —

訪問看護でリハビリだけ利用できる?単独利用の条件・費用・手続きをわかりやすく解説

「リハビリをもっと続けたいけど、わざわざ看護師さんに来てもらうほどではないかな」「リハビリだけお願いすることってできるの?」——そんなふうに思ったことはありませんか。

実は、訪問看護でリハビリだけを利用することは制度上きちんと認められています。ただ、「訪問看護」という言葉から「看護師さんが来るもの」というイメージを持っている方が多く、リハビリ職(理学療法士・作業療法士)が単独で訪問できることを知らないまま、利用を諦めてしまっているケースも少なくありません。

この記事では、訪問看護でリハビリのみを利用する場合の条件・費用の目安・手続きの流れについて、宮崎市で訪問看護ステーションを運営するOUR(アワー)がくわしくお伝えします。「自分の場合はどうなるんだろう」と気になっている方の参考になれば幸いです。

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訪問看護でリハビリだけ利用できるの?まず結論から

結論から言えば、訪問看護でリハビリのみの利用は可能です。

訪問看護ステーションには、看護師だけでなく理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)といったリハビリの専門職が在籍しています。これらのスタッフが自宅に訪問してリハビリを提供することも、訪問看護の一環として認められています。

よく混同されるのが「訪問リハビリテーション」との違いです。訪問リハビリは病院や老人保健施設から直接リハビリ職が派遣されるサービスで、訪問看護ステーション経由のリハビリとは提供元が異なります。どちらも自宅でリハビリが受けられますが、利用できる施設・保険の適用ルール・費用に違いがあるため、自分の状況に合ったほうを選ぶことが大切です。

単独利用に必要な3つの条件

リハビリ単独利用を始めるには、大きく3つのことが必要になります。

① 医師の訪問看護指示書
訪問看護でリハビリを受けるには、かかりつけ医や主治医に「訪問看護指示書」を発行してもらう必要があります。これは患者さん自身が「書いてください」とお願いするものではなく、医師が訪問看護の必要性を判断して作成するものです。かかりつけ医や退院先の病院の担当医に相談するところから始まります。

② 訪問看護ステーションとの契約
利用したいステーションを選び、利用契約を結びます。どのようなリハビリを目標にするか、週何回・何分の訪問にするかなどを担当スタッフと話し合い、個別のリハビリ計画を立てます。

③ 保険の適用確認
介護保険と医療保険のどちらを使うかによって、手続きや費用が変わります。多くの場合、65歳以上で要介護・要支援認定を受けている方は介護保険が優先されます。それ以外のケースでは医療保険が使えることもあります(詳しくは次の章で説明します)。

なお、看護師の訪問が不要な場合でも、制度上は「訪問看護」として扱われます。そのため、リハビリだけを希望する場合でも、必ず訪問看護ステーションを通じて利用する形になります。

介護保険と医療保険、どちらが使えるの?費用の目安も解説

訪問看護のリハビリ利用では、使える保険が状況によって異なります。自己負担額にも関わることなので、あらかじめ確認しておきましょう。

介護保険が優先されるケース

65歳以上で要介護・要支援の認定を受けている方は、基本的に介護保険が優先されます。介護保険を使う場合、ケアマネージャーがケアプランの中に訪問看護(リハビリ)を組み込む形になるため、まずはケアマネージャーに相談するのがスムーズです。

要介護認定を受けていない方や、まだ介護保険の手続きをしていない方は、お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターに問い合わせてみてください。

医療保険が使えるケース

次のいずれかに当てはまる方は、医療保険での利用が可能です。

  • 40歳未満の方
  • 40〜64歳で特定疾病(16疾病)に該当する方
  • 厚生労働大臣が定める疾病等(末期がん・ALS・多発性硬化症など)に該当する方
  • 精神科訪問看護の対象となる方
  • 急性増悪・退院直後など、特別な状況にある方

「自分はどちらになるの?」と迷う場合は、かかりつけ医やケアマネージャー、あるいは訪問看護ステーションに直接確認するのが一番確実です。

自己負担額の目安

保険の種類自己負担割合1回あたりの目安
介護保険(要介護1〜5)1〜3割300〜900円程度
介護保険(要支援1・2)1〜3割280〜850円程度
医療保険1〜3割500〜1,500円程度

※いずれも概算です。訪問時間・加算の有無・所得区分・お住まいの地域などによって変わります。

「意外と安いな」と感じる方も多いのですが、回数や時間によっては月の総額がそれなりになることもあります。利用開始前に、月にどのくらいの費用になりそうか、ステーションに試算してもらうことをおすすめします。

介護保険利用時の注意点:月1回の看護師訪問が必要なことも

介護保険でリハビリ単独利用をする場合、「看護師の訪問は一切不要」と思われがちですが、ステーションの方針によっては月に1回程度、看護師による状態確認の訪問が必要になることがあります。

これは「療養上の管理・指導」という訪問看護の本来の役割を担保するためのもので、利用者の安全を守る観点からも大切なことです。事前にステーションに確認しておくと安心です。

どんなリハビリが受けられるの?理学療法士と作業療法士の違いも知っておこう

「リハビリ」と一口に言っても、その内容は担当するスタッフや目的によってかなり違います。訪問看護でよく関わるリハビリ職は、主に理学療法士(PT)と作業療法士(OT)の2種類です。

理学療法士(PT)が担当すること

理学療法士は「動く・歩く・立つ」といった基本的な身体機能の回復・維持を専門とします。具体的には以下のような内容です。

  • 歩行訓練・バランス練習
  • 筋力トレーニング・関節可動域の改善
  • 転倒予防のための動作指導
  • 杖や歩行器などの補助具の使い方のアドバイス
  • 自宅内の動線や環境整備の提案

退院後に「もう少し歩けるようになりたい」「階段が怖い」「一人でトイレに行けるようにしたい」といった目標がある場合は、理学療法士の訪問が向いています。

作業療法士(OT)が担当すること

作業療法士は「日常生活の動作」の回復・維持を専門とします。食事・着替え・入浴・料理など、生活の中の具体的な「作業」ができるようになることを目指します。

  • 手指の細かい動きのリハビリ(箸を使う、ボタンをとめるなど)
  • 更衣・整容・入浴動作の練習
  • 認知機能への働きかけ(軽度認知症の方のリハビリなど)
  • 住宅改修や福祉用具に関するアドバイス

「手が不自由で食事が大変になってきた」「脳梗塞の後遺症で日常生活に支障が出ている」といった場合は、作業療法士のサポートが力になります。

どちらの職種が向いているかは、主治医やケアマネージャー、訪問看護ステーションのスタッフと相談しながら決めていきます。一人ひとりの状態や目標に合わせて柔軟に対応できるのが訪問リハビリの強みです。

宮崎市でリハビリ目的の訪問看護を考えているなら|OURにご相談ください

宮崎市を中心に訪問看護サービスを提供しているOUR(アワー)では、看護師・理学療法士(PT)・作業療法士(OT)がチームを組んでご利用者を支えています。

看護師とリハビリ職が連携して関わります

リハビリ単独の利用であっても、OURでは看護師とリハビリ職が情報を共有しながら対応しています。たとえば、脳梗塞後の歩行訓練中に血圧が変動しやすい方の場合、看護師が把握している医療情報をもとにリハビリ職が安全に訓練を進めることができます。

「リハビリだけでいい」という場合でも、医療の目が入ることで、体調の変化を早めに察知できるというメリットがあります。これは訪問看護ステーション発のリハビリならではの強みです。

24時間・365日、何かあればすぐに相談できます

OURでは24時間・365日のオンコール体制を整えています。リハビリ中や日常生活の中で「なんか様子がおかしい」「急に痛みが出た」といったとき、夜中や休日でも連絡が取れる体制です。

ご家族にとっても「いざとなれば相談できる」という安心感は、在宅での療養を続けるうえで大きな支えになると感じています。

医療的な管理が必要な方のリハビリにも対応

人工呼吸器を使用している方・在宅透析を行っている方・CVポートやPEGの管理が必要な方など、医療処置が伴う状態でのリハビリにも対応しています。「病院から退院したけど、まだ医療的なサポートが必要な状態でリハビリがしたい」という方も、ぜひご相談ください。

宮崎市内の医療機関・ケアマネージャーとの連携実績

OURは宮崎市内の病院・クリニック・ケアマネージャーと数多くの連携実績があります。退院後すぐのご利用でも、病院側との情報連携をスムーズに行い、切れ目のないサポートを目指しています。

「退院後のリハビリをどこに頼めばいいかわからない」というご家族からのご相談も歓迎しています。

まとめ

訪問看護でのリハビリ単独利用について、ポイントをまとめます。

  • 訪問看護でリハビリだけを利用することは制度上可能
  • 必要なのは「医師の指示書」「ステーションとの契約」「保険の確認」の3つ
  • 65歳以上で要介護・要支援認定がある方は介護保険が優先、それ以外は医療保険が使えるケースも
  • 自己負担は1回あたり300〜1,500円程度(保険種別・所得区分によって異なる)
  • 理学療法士と作業療法士はそれぞれ得意な領域が異なる。目標に合った職種を選ぶことが大切

「もう少し歩けるようになりたい」「日常生活をもっと自分でできるようにしたい」そんな目標があるなら、まず訪問看護ステーションに相談してみることをおすすめします。

宮崎市・宮崎県内でリハビリ目的の訪問看護をお考えの方は、OURにお気軽にご連絡ください。ご本人・ご家族からのご相談はもちろん、ケアマネージャーや医療機関からのご連絡もお待ちしております。

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