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ともにつくるケアノート— あなたらしさを支える訪問看護のかたち —

「介護がもう限界です」:在宅介護で追い詰められたとき、家族が使える休む仕組みと相談先

「毎日が介護でいっぱいいっぱい」「眠れていない」「介護施設に入れると本人に申し訳ない気持ちになる」「もう限界かもしれない」。在宅介護を続ける家族の多くが、こうした言葉を飲み込みながら介護しています。

介護者が倒れたとき、在宅での介護は継続できなくなります。「限界」と感じることは、介護を諦めることではなく、助けを求めるサインです。この記事では、介護疲れの原因・使える制度・今夜できることをお伝えします。

宮崎市全域、国富町、高岡町、綾町対応

“あなたらしい”在宅生活を、24時間・365日サポートします

☎ 0985-77-8266受付時間:9時〜17時

介護疲れとはどういう状態か:「限界」のサイン

介護負担が積み重なって起きる心身の疲弊を「介護燃え尽き症候群(バーンアウト)」といいます。以下のサインが出ていたら、限界が近い状態です。

身体のサイン

  • ・慢性的な睡眠不足・疲れが取れない
  • ・食欲がない・体重が落ちた
  • ・体調不良が続く(頭痛・腰痛・胃の不調)
  • ・自分の健康診断・通院ができていない

心のサイン

  • ・介護される本人に対してイライラ・怒りを感じることが増えた
  • ・「消えたい」「どこかへ逃げたい」という気持ちになる
  • ・何もかも面倒になってきた
  • ・涙が出る・感情のコントロールが難しい
  • ・「自分が介護しなければ誰がするんだ」という追い詰められ感

これらは「介護者虐待のリスクサイン」でもある

追い詰められた介護者が虐待につながることがあります。これは介護者が「悪い人」なのではなく、サポートなしに限界を超えた状態が続いた結果です。「虐待をしてしまうかもしれない」という感覚が出たら、今すぐ専門機関に連絡してください。


使える制度とサービス:「休む」ために知っておくこと

レスパイトケアとは

レスパイト(respite)とは「休息・一息つく」という意味です。介護者が一時的に介護から離れ、心身を回復できる仕組みです。

使えるサービス一覧

サービス内容保険
ショートステイ(短期入所)施設に数日〜数週間泊まってもらう介護保険
デイサービス(通所介護)日中、施設で過ごしてもらう介護保険
訪問介護入浴・食事・排泄介助を代わりにやってもらう介護保険
訪問看護医療的なケア・状態管理医療・介護保険
緊急ショートステイ急に介護できなくなったときの緊急対応介護保険

ショートステイの活用

「施設に入れるのが申し訳ない」という気持ちが、ショートステイを使えない理由になることがあります。しかし、短期的に施設で過ごすことは本人のリフレッシュになることも多く、介護者が体を休めることができれば在宅介護をより長く続けられます。

利用には要介護・要支援認定とケアマネジャーによる調整が必要です。「まだ使うレベルじゃない」と思わず、ケアマネジャーに相談してください。


今夜できること:緊急の相談先

地域包括支援センター(無料・無資格でOK)

65歳以上の高齢者の介護に関する相談窓口。介護保険の申請・サービスの調整・介護者の相談を無料で受けます。「どこに相談すればいいかわからない」という最初の一歩に最適です。

宮崎市:各地域の地域包括支援センター(宮崎市のウェブサイトまたは市役所介護保険課で確認)

訪問看護ステーション(訪問看護を利用している場合)

訪問看護師に「介護が限界かもしれない」と直接伝えてください。OURでは24時間オンコールで対応しており、状況に応じてショートステイの手配・訪問頻度の増加・訪問介護との連携を調整します。

こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)

介護者自身がうつ・不眠・精神的な限界を感じているときの相談窓口(厚生労働省)。

家族介護者交流事業・介護者サロン

同じ立場の介護者と話せる場です。「同じ思いをしている人がいると知るだけで楽になる」という声が多いです。宮崎市の介護者サロンについては地域包括支援センターに問い合わせてください。


「申し訳ない」という気持ちの扱い方

「施設に頼むのは逃げだ」「自分が面倒を見なければ」「本人がかわいそう」。これらの気持ちは、介護に真剣に向き合っているからこそ生まれます。しかし、この気持ちが介護者を追い詰め、最終的に在宅介護の継続を不可能にすることがあります。

大切な原則:

  • 介護者が倒れたら、在宅介護は続かない
  • サービスを使うことは「逃げ」ではなく「チームで介護する」こと
  • 「好きでやっている介護」より「楽しんでできる介護」のほうが本人にも伝わる

専門家(ケアマネジャー・訪問看護師・医療ソーシャルワーカー)に「限界かもしれない」と打ち明けることが、在宅介護を続けるための最初の一歩です。


訪問看護師ができること

OURは以下のサポートを提供しています。

介護者の状態を観察する

利用者本人だけでなく、介護者(家族)の様子を毎回観察します。「疲れていそう」「表情が険しい」という変化に気づき、声をかけます。

レスパイトの調整を一緒に考える

ショートステイ・デイサービス・訪問介護との組み合わせを、ケアマネジャーと連携して提案します。「何を使えばいいかわからない」という段階から相談できます。

緊急時の対応

「急に介護できなくなった」「今夜どうすればいい」という状況に24時間対応します。


よくある質問

ショートステイを使うと本人が嫌がります。どうすればいいですか?

最初は「自宅に帰るよ」という見通しを伝えることで、安心できる方が多いです。また、最初は日帰り(デイサービス)から慣れてもらい、段階的に泊まりに移行するという方法もあります。OURでは移行の段階的な計画を一緒に考えます。

介護保険をまだ申請していません。急いで使えますか?

要介護認定は申請から認定まで通常1か月程度かかりますが、認定前でも一部の緊急サービスが利用できる場合があります。まず市区町村の介護保険課または地域包括支援センターに相談してください。

遠方に住んでいて介護に行けません。どうすればいいですか?

遠距離介護の場合は、訪問看護・訪問介護・ケアマネジャーによる地域の支援チームを整えることが重要です。OURでは、遠方の家族への定期的な状態報告・相談に対応しています。

「介護うつ」かもしれません。どこに相談すればいいですか?

まずかかりつけ医またはこころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)に相談してください。介護者自身の精神科・心療内科受診が必要な場合は、その間の介護体制(ショートステイ等)の調整も同時に進めます。OURでは介護者の受診サポートにも対応しています。

宮崎市で介護者サポート・レスパイトケアの訪問看護に対応していますか?

はい。OURは利用者本人だけでなく、介護者(家族)のサポートを重視しています。ショートステイ調整・訪問介護との連携・介護者の精神的サポートを含めた在宅療養支援を提供しています。「もう限界かもしれない」という段階からご相談ください。宮崎市全域・国富町・高岡町・綾町に対応しています。


まとめ

  • ・「限界」と感じることは助けを求めるサイン。介護者が倒れたら在宅介護は続けられない
  • ・ショートステイ・デイサービス・訪問介護など「休む仕組み」は介護保険で使える
  • ・「申し訳ない」という気持ちは自然だが、サービスを使うことは「チームで介護すること」
  • ・今夜相談できる窓口:地域包括支援センター・訪問看護師・こころの健康相談統一ダイヤル
  • ・OURは介護者の状態観察・レスパイト調整・24時間の緊急対応で在宅介護を支援する

参考文献一覧

この記事を監修した人

OUR
TEAM

OUR訪問看護ステーション

看護・リハビリチーム

看護師7名・理学療法士1名・作業療法士3名 / 宮崎市

宮崎市を中心に24時間・365日の訪問看護を提供。在宅透析・人工呼吸器・CV管理などの高度医療処置から生活期リハビリまで対応。「あなたらしさをともにつくる」を理念に、認定作業療法士・中田富久が代表を務め、医師・ケアマネジャーと連携し利用者一人ひとりの在宅生活を支援している。帝人ファーマ「みんなの訪問看護アワード2026」大賞受賞。

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