
「病院では夜勤や残業が続いて体がきつい。訪問看護に転職したいけど自分にできるか不安」「給与が下がると聞いたが、実際はどうなのか」「一人で判断する場面が多いと聞いて、正直怖い」OURへの採用相談でも、こうした率直な声が多く届きます。
病院看護師から訪問看護への転職は、働き方・やりがい・責任の持ち方が大きく変わる選択です。この記事では、転職前に知っておくべき「病院と訪問看護の違い」を、良い面も大変な面も正直にお伝えします。
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仕事の「スタイル」が根本から変わる
病院と訪問看護の最大の違いは「複数の患者を同時に管理する仕事」から「一人ひとりとじっくり向き合う仕事」への転換です。
病院では「今日の受け持ち患者が8人」という状況で、複数の処置・記録・報告を並行して行います。スピードと効率が求められる仕事です。
訪問看護では1回の訪問で向き合う利用者は1人。30〜90分かけてその人の状態を丁寧に観察し、生活全体をアセスメントします。「急かされない」分、「深く考える力」と「一人で判断する力」が育ちます。
どちらが良い悪いではなく、自分がどちらの働き方に向いているか・やりがいを感じられるかを考えることが大切です。
病院と訪問看護の主な違い:7つの比較
| 比較項目 | 病院看護師 | 訪問看護師 |
| 勤務形態 | 交代制(三交代・二交代が多い) | 日勤が基本(夜間はオンコール待機) |
| 夜勤 | 月4〜8回程度 | 基本なし(オンコール当番あり) |
| 1日の担当人数 | 5〜15人程度 | 4〜8件程度の訪問 |
| 判断の場面 | 医師・先輩が近くにいる | 自宅で一人で判断することが多い |
| 移動 | 院内のみ | 車で利用者宅を訪問 |
| 家族との関係 | 面会時間のみ | 毎回家族と関わる |
| 関与する期間 | 入院中(短い場合は数日) | 数か月〜数年の長期継続 |
給与・待遇の実際
「訪問看護に転職すると給与が下がる」というイメージを持つ方が多いですが、実態は事業所によって大きく異なります。
OURの給与水準(目安)
- 看護師(経験3年以上):月給26〜35万円程度
- 夜勤がなくなる分、夜勤手当がなくなる(月3〜5万円相当)
- オンコール手当として月1〜2万円程度が加算される
- 賞与あり(年2回)
夜勤手当を含む病院の総支給額と比較した場合、やや下がることが多いですが「体への負担が大幅に減る」ことを加味すると、多くのスタッフが「トータルで満足している」と話しています。
訪問看護師が給与以外で感じるメリット
- 夜勤がなくなることで、生活リズムが整い睡眠の質が改善する
- 残業が少ない(訪問スケジュールが決まっているため)
- 利用者・家族との長期的な関係がやりがいになる
- 地域で「顔の見える存在」として認知される
正直に言う:訪問看護の大変なところ
一人での判断プレッシャー
自宅で一人で利用者を前にしたとき、「これは受診が必要か」「主治医に連絡すべきか」を自分で判断しなければなりません。最初は相当なプレッシャーがあります。OURでは「迷ったらすぐ電話できる」文化と同行訪問期間でこれを軽減しますが、「完全にひとりで判断しなくて良い環境が大前提」と思ってください。
オンコール(夜間待機)のストレス
担当日は「鳴らないかな」と思いながら待つ緊張感があります。慣れてくると「たいていは電話で解決できる」と感じるようになりますが、最初は緊張するのは当然です。
移動の体力消耗
車での移動が多く、炎天下・悪天候でも外を行き来します。宮崎の夏は特に消耗します。帽子・冷却グッズ・こまめな水分補給が必須です。
孤独感
病院のように同僚がそばにいる環境とは異なり、訪問中は一人です。「誰かに話したい」と思っても、次の訪問まで時間があることもあります。チーム内でのコミュニケーションを意識的に作ることが大切です。
OURに転職した看護師が語ること
「病院では夜勤明けに子どもを保育園に送るのが体力的に限界だった。訪問看護に転職して、夜ちゃんと眠れるようになった」(30代・2児の母)
「最初は一人で判断することが不安だったが、先輩にすぐ電話できる環境があったので乗り越えられた。今は利用者さんの変化に気づけたときが一番やりがいを感じる」(40代・脳外科病棟出身)
「利用者さんと長く関わって、最期まで一緒にいられる経験は病院ではなかった。在宅看取りに立ち会ったとき、この仕事を選んでよかったと思った」(50代・内科病棟出身)
よくある質問
病院での専門診療科経験は訪問看護で必要ですか?
特定の診療科経験が必須なわけではありませんが、内科・外科・脳外科・神経内科・緩和ケアの経験は特に活かしやすいです。精神科経験がある方は精神科訪問看護の担当者として強みを発揮できます。
転職後、どのくらいで一人前になれますか?
個人差がありますが、同行訪問期間を経て3〜6か月後には定期訪問を担当し始め、1年後には急変対応も含めて自立できる方が多いです。OURでは「自立=一人で抱え込む」ではなく「自立=適切に相談できる」と考えています。
訪問看護師として働きながら認定看護師・専門看護師を目指せますか?
はい。OURでは資格取得のための学習時間の確保・研修費用の補助について、スタッフごとに相談して決めています。
訪問看護を始めるにはまず何をすればいいですか?
①主治医に「訪問看護を使いたい」と相談し、訪問看護指示書を発行してもらう、②介護保険を使う場合はケアマネジャーに連絡、③OURにお電話またはお問い合わせフォームでご連絡いただく、という3ステップです。
訪問看護でできることとできないことを教えてください。
【できること】バイタル測定・健康状態の観察、服薬管理・指導、点滴・注射・創傷処置、カテーテル管理、吸引・人工呼吸器管理、リハビリ(PT・OT)、ターミナルケア・看取りサポート、家族への介護指導。【できないこと】医師の診察・診断・処方(主治医が行う)、身の回りの生活援助のみ(訪問介護の担当)。
訪問看護師はどんな資格を持った人が来ますか?
訪問看護師は看護師(保健師・助産師を含む)または准看護師の資格を持ちます。OURではさらにPT・OTが在籍しており、リハビリが必要な方にも対応しています。全員が厚生労働省の精神保健研修を修了しています。
まとめ:病院から訪問看護への転職は「働き方の哲学が変わる」転換
- 夜勤がなくなり生活リズムが整う。給与は夜勤手当分やや下がる場合もあるが体への負担が大幅に減る
- 一人での判断・オンコール・移動のプレッシャーは確かにある。しかし「チームで相談できる環境」が大前提
- 長期的な利用者・家族との関係と在宅看取りは、病院では得にくい深いやりがいをもたらす
- 「向いているか」は実際に話を聞いてみないとわからない。まず相談してみることが第一歩
今日できる一歩:「転職を考えているが、話だけ聞いてみたい」という方もOURに電話してください。採用担当が現在の状況を聞き、OURの仕事の実態を正直にお伝えします。見学・同行体験も受け付けています。
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