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ともにつくるケアノート— あなたらしさを支える訪問看護のかたち —

胃ろうのある親の在宅ケア|注入の手順・トラブル対応・家族の不安を解消する

「胃ろうをつけたら、自宅には帰れないと思っていた」。そう話す家族は、今でも少なくありません。でも実際には、胃ろうがあっても自宅で安心して生活できている方がたくさんいます。

胃ろうとは、お腹に小さな穴(瘻孔)を開けて直接胃に栄養を送り込む管のことです。口から食べることが難しくなった方の栄養管理方法として、広く使われています。

「難しそう」「怖い」と感じる方も多いですが、適切な指導を受ければ家族でも安全に管理できます。この記事では、OURの訪問看護師が、胃ろうの基本から在宅での管理方法、よくあるトラブルへの対応までを丁寧に解説します。

宮崎市全域、国富町、高岡町、綾町対応

“あなたらしい”在宅生活を、24時間・365日サポートします

☎ 0985-77-8266受付時間:9時〜17時

胃ろうの種類と在宅で使うデバイスを知っておく

胃ろうのデバイス(器具)には大きく2種類の組み合わせがあります。

体外部分の形状(2種類)

種類特徴
ボタン型お腹からほとんど飛び出ない・目立ちにくい・活動しやすい
チューブ型注入が比較的簡単・入院中によく使われる

チューブ先端の形状(2種類)

種類特徴
バルーン型水を入れて固定する・交換が4週間〜2ヶ月に1回
バンパー型プラスチックの留め具で固定する・耐久性が高い

主治医が処方したデバイスの種類を確認し、取扱説明書を手元に置いておくことをおすすめします。OURの訪問看護師が初回訪問時に確認し、家族への説明を行います。


胃ろうからの栄養注入の基本手順

注入前の準備

  1. 手洗い:石鹸でしっかり手を洗う
  2. 体位の確認:注入中は30〜45度程度に上体を起こす(逆流・誤嚥を防ぐため)
  3. 胃ろう周囲の確認:赤み・腫れ・液漏れ・臭いがないか目で確認する

注入中の注意点

  • 注入速度は主治医の指示を守る(速すぎると気持ち悪くなることがある)
  • 注入中は吐き気・腹痛・顔色変化がないか観察する
  • 栄養剤の温度は体温程度(冷たいままだと腹痛の原因に)

注入後の手順

  1. 白湯(指示量)でチューブを洗い流す
  2. 注入終了後も30分〜1時間は上体を起こした姿勢を保つ
  3. 使用器具を洗浄・乾燥させる

胃ろう周囲のスキンケア

胃ろう周囲の皮膚は、栄養剤や消化液が漏れることで炎症を起こしやすい部位です。

毎日のケア

  • 1日1回、ぬるま湯をしみ込ませたガーゼで優しく拭き、乾燥させる
  • 発赤・腫れ・肉芽(盛り上がった組織)・臭いがある場合は訪問看護師に報告
  • 皮膚が赤い・ただれている場合は皮膚科的な処置が必要なことがある

こんなときどうする?よくあるトラブル対応

トラブル対応
注入中に嘔吐した注入を止め、横向きにして口の中を清潔にする。主治医・看護師に連絡
胃ろう周囲から液が漏れる清潔なガーゼで拭き、看護師に連絡。固定の確認が必要
チューブが抜けた慌てずにすぐ訪問看護師・主治医に連絡。穴は時間が経つと塞がるため早急な対応が必要
栄養剤が流れない白湯で洗い流してみる。改善しない場合は看護師に連絡
周囲が赤い・腫れている注入を続けながら早めに看護師に報告。ひどい場合は受診

OURは24時間オンコール対応をしています。「どうすればいい?」と迷ったとき、夜中でもご連絡ください。


OUR訪問看護ステーションによるサポート体制

OUR訪問看護ステーション(宮崎市)では、看護師・PT・OTが連携してご自宅でのケアを提供します。全スタッフが厚生労働省の精神保健研修を修了しており、身体疾患から精神疾患まで幅広い対応が可能です。24時間のオンコール体制を整え、夜間・休日でも緊急対応します。

「どんな状態でもまず相談」というスタンスで、宮崎市・国富町・綾町・高岡町エリアに対応しています。ご相談はお電話(0985-77-8266)またはウェブフォームからどうぞ。

よくある質問

胃ろうがあっても入浴できますか?

デバイスの種類にもよりますが、多くの場合、胃ろうがあっても入浴・シャワーは可能です。注入直後は避け、入浴後はチューブ周囲を乾燥させましょう。具体的な方法は主治医・訪問看護師に確認してください。

胃ろうからの栄養だけで生きていけますか?

医師が処方した栄養剤には必要な栄養素が含まれています。胃ろうのみで生活している方は多くいます。口から食べることができる方は、少量の経口摂取と組み合わせることも可能です。

バルーン型の交換は痛みがありますか?

バルーン内の水を抜いてから引き抜くため、痛みは比較的少ないです。ただし個人差があります。交換は訪問看護師または外来で行います。OURでは在宅での胃ろう交換にも対応しています。

家族が交換できますか?

バルーン型の胃ろう交換は、適切な研修を受ければ家族でも行える場合があります。ただし安全のため、最初は訪問看護師が同席して行い、正しい手順を確認してから行うことをおすすめします。


訪問看護を始めるにはまず何をすればいいですか?

①主治医に「訪問看護を使いたい」と相談し、訪問看護指示書を発行してもらう、②介護保険を使う場合はケアマネジャーに連絡、③OURにお電話(0985-77-8266)またはお問い合わせフォームでご連絡いただく、という3ステップです。

訪問看護でできることとできないことを教えてください。

【できること】バイタル測定・健康状態の観察、服薬管理・指導、点滴・注射・創傷処置、カテーテル管理、吸引・人工呼吸器管理、リハビリ(PT・OT)、ターミナルケア・看取りサポート、家族への介護指導。【できないこと】医師の診察・診断・処方(主治医が行う)、身の回りの生活援助のみ(訪問介護の担当)。

まとめ:胃ろうがあっても、家での生活は続けられる

  • 胃ろうには複数の種類があり、主治医が処方したデバイスを正しく使うことが大切
  • 注入前後の体位・速度・洗浄の手順を守ることが安全な管理のポイント
  • 周囲の皮膚ケアを毎日行い、異常はすぐに訪問看護師に報告する
  • トラブル時は一人で判断せず、24時間対応の訪問看護師に連絡する

今日できる一歩:「胃ろうの管理が不安」と感じている方は、訪問看護師と一緒に手順を確認しましょう。一度練習すると、ずっと安心できるようになります。


宮崎市全域、国富町、高岡町、綾町対応

“あなたらしい”在宅生活を、24時間・365日サポートします

☎ 0985-77-8266受付時間:9時〜17時

参考文献一覧

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この記事を監修した人

OUR
TEAM

OUR訪問看護ステーション

看護・リハビリチーム

看護師7名・理学療法士1名・作業療法士3名 / 宮崎市

宮崎市を中心に24時間・365日の訪問看護を提供。在宅透析・人工呼吸器・CV管理などの高度医療処置から生活期リハビリまで対応。「あなたらしさをともにつくる」を理念に、認定作業療法士・中田富久が代表を務め、医師・ケアマネジャーと連携し利用者一人ひとりの在宅生活を支援している。帝人ファーマ「みんなの訪問看護アワード2026」大賞受賞。